痩せるダイエット方法

痩せるダイエットの効果と方法、やり方を徹底解説!

全身浴と半身浴のダイエット効果、違いを徹底解説!

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「入浴を制すものはダイエットを制す!」というくらいに、お風呂はダイエット効果を高めてくれます。

ダイエットを始めるにあたって、まずは入浴の方法を調べてみたダイエッターも多いでしょう。

そして「半身浴はわかるけど、全身浴って何?」という疑問を抱いた人も多いはずです。
少し前までは「半身浴こそダイエットに適した入浴方法だ!」と言われていましたが、最近になって、全身浴のダイエット効果も注目を浴び始めました。
はたして、全身浴と半身浴は、どちらがダイエットに向いている入浴方法なのでしょうか?
今回は全身浴と半身浴のダイエット効果について、説明していきます。

 1.半身浴と全身浴の違い

テレビや雑誌、インターネットなど、ダイエットの情報は色んな場所で紹介されています。
数が多いだけあって、種類も豊富になっており、どれが本当に効果のあるダイエット方法であるかを見定めるのは、とても難しいと感じるのではないでしょうか?
半身浴と全身浴に関しても、さまざまな考察が行なわれており、どの情報を信じれば良いのか、わからなくなることがありますよね。
そこで、ここではまず半身浴と全身浴の違いを説明していきます。
それぞれの特徴を知って、自分に合ったダイエット方法を選んでみましょう。

半身浴とは

ダイエットの定番となりつつある半身浴。この入浴方法の最大の利点は、心臓に負担を掛けることなく、体の奥深くまで温めることができるという点です。
体の奥深くまで温まると、新陳代謝が活発になります。

代謝を上げるのはダイエットの基本です。半身浴そのもので痩せるというよりも、半身浴で痩せやすい体を作るのが目的となります。
つまり、半身浴は、体質改善のために行なわれる入浴方法ということですね。
下半身に水圧をかけることで、足に溜まっていた血液を全身へと行き渡らせやすくする効果もあるため、下半身痩せやむくみの解消にも役立ちます。
体にかかる負担が少ないので、高齢者や持病を持つ人にもオススメの入浴方法です。

全身浴とは

半身浴とは違い、全身浴はスポーツに近い入浴方法です。
脂肪を直接燃焼する効果を期待できますが、心臓には負担が掛かってしまいます。
肩まで浸かることで、温熱、水圧、浮力を全身で感じることができるため、入浴の気持ちよさを存分に味わうことができる入浴方法でもあります。
お風呂が好きな人は、全身浴のほうが心地よさを感じることができるでしょう。
ただし、体にかかる負担が大きいため、長時間に渡って、湯船に浸かり続けることはできません。

10分程度の短い時間で入浴を一旦、中断する必要があるので、体の芯まで温まりたい人には向いていない入浴方法といえます。
高齢者や持病を持っている人だけでなく、風邪や体調不良で体力が落ちている人も、全身浴には注意が必要です。

 

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ダイエットの基本・新陳代謝について

半身浴も全身浴も、それぞれ違ったダイエット効果を持つ入浴方法です。片方のダイエット効果がまったくない、ということはありません。
ただし、体感的には大きな違いがあります。

特に半身浴は体に負荷が掛からないので、効果を実感できない人も多いのではないでしょうか?
半身浴のダイエット効果は、「新陳代謝が活発になる」という点です。
まずは新陳代謝について知っておきましょう。
新陳代謝とは、体の細胞が生まれ変わることを指します。ほとんど実感できないことではありますが、蛇が脱皮するように、私たち人間の体も、毎日新しい細胞へと生まれ変わっているのです。
そして、細胞の生まれ変わりは、肌や髪、爪といった目に見える部位だけでなく、内臓や脳でも行なわれています。

人間の体を構成する全ての要素が新陳代謝を行なっており、それは生命活動が続く限り、止まることがありません。
つまり、寝ている間も食べている間も、体は新陳代謝を行い続けているということです。
24時間休むことなく行なわれている仕組みですので、代謝そのものをアップさせれば、カロリーの消費量も膨大になっていきます。
カロリーとは、体を動かす時に発生する熱量のことです。

カロリーという物質が存在しているわけではありません。体内に吸収された糖質や脂質、タンパク質などが燃やされて、エネルギーとなったものがカロリーです。
細胞の生まれ変わりが行なわれる時にもカロリーは必要とされるため、新陳代謝を活発にすると、カロリーの消費量もアップしていきます。
新陳代謝の向上がダイエットに有効とされる理由は、細胞の生まれ変わりを促進することで、運動を行なわなくてもカロリー消費量をアップさせることができるためです。
これは半身浴で痩せられる理由でもあります。全身浴のように、体が疲れることがないためわかりにくいですが、半身浴も非常に高いダイエット効果を持つ入浴方法となっています。

半身浴と全身浴のダイエット効果を比較

半身浴と全身浴は、それぞれダイエット効果が違うため、どちらがより効果的であるかは、個人の体質によって異なります。
選ぶ基準として、新陳代謝を参考にしましょう。以下の項目に当てはまる人は、半身浴から始めたほうが、より効率よくダイエットを行なうことができます。

  • 普段から汗を掻きにくい
  • 他のダイエットと併用している
  • なかなか体重が落ちない
  • 日頃から運動をする習慣がない
  • 冷え性
  • 体がよくむくむ
  • 便秘
  • 妊娠や出産後のダイエット

これらの項目に当てはまる人は、新陳代謝が低下しています。

まずは、新陳代謝をアップさせてから全身浴に取り組んだほうが、より効率的に痩せることができるため、体質改善が行なわれるまでは半身浴を優先的に行ないましょう。

2.半身浴と全身浴の効果

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半身浴と全身浴には、それぞれ違ったダイエット効果があります。
また、ダイエット効果以外にも、たくさんの美容・健康効果がある入浴方法です。
ここでは、半身浴と全身浴の効果について、説明していきます。

半身浴の効果

半身浴の効果は以下のようなものがあります。

①新陳代謝を高める効果

体の芯まで温める半身浴には、新陳代謝を高める効果があります。

新陳代謝を高めることによって、体をカロリーがより多く生み出される体質に作り変えることができるため、効率的にダイエットを行なうことができるでしょう。
カロリーは体内にある糖質や脂質、脂肪などを燃やして生み出されるエネルギーです。
体が冷えている状態では、うまくカロリーを作り出すことができません。
また、代謝がアップすると血流もよくなります。体の中に取り込まれた栄養素は、血液によって循環されるため、全身に栄養を行き渡らせることになり、より多くのカロリーを消費することに繋がります。

②下半身のむくみを取る効果

立ち仕事や座り仕事で、血液が下半身に溜まりやすくなっている人は、足のむくみが起こりやすくなっています。

半身浴で下半身をじゅうぶんに温めることで、溜まっていた血液を心臓へと送りやすくなり、結果として、むくみが解消されていきます。
顔や腕のむくみにも下半身ほどではありませんが、効果があります。むくんでいる状態は体の中に余分な水分が溜まっている状態です。
半身浴で代謝を高めることにより、汗をかきやすくなるため、デトックス効果も期待できます。

③冷え性改善

体の芯まで温もることができる半身浴は、冷え性対策としても有効です。
冷え性が改善されることで、血行がよくなるため、ダイエットにも効果が発揮されます。
なお、便秘や胃痛といった内臓の不調も、冷え性と共に改善される可能性があります。

④リラックス効果

半身浴は体に負担を掛けることなく、長時間の入浴を楽しめる入浴方法です。
体が温かくなることで、リラックス効果を得ることもできます。
リラックスとダイエットは一見関係ないように思えますが、実は密接に関係している事柄です。
ダイエットをしているのに痩せられない、という人は、ストレスが過食や胃腸の不調を引き起こしている場合もあります。

⑤安眠効果

半身浴でリラックスすることで、安眠効果を得ることもできます。
お風呂に浸かっている間ではなく、体温が下がっていく際に眠気が生じるのです。
このことから半身浴は、布団に入る2時間~3時間前に行なうのが効果的です。

⑥美肌効果

半身浴によって新陳代謝が高まるということは、肌のターンオーバーも正常化されるということです。新陳代謝は体の細胞が生まれ変わることですから、肌も新しく生まれ変わります。
透明感のある美しい肌は、できて間もない新しい肌です。

古い肌をケアすることも大切ですが、素早く美肌を手に入れるためには、代謝を高めて新しい肌を作り出す力を高めることも重要視すべきでしょう。

全身浴の効果

全身浴の効果は以下のようなものがあります。

①全身を温めることができる

全身浴は肩までお湯に浸かる入浴方法です。
半身浴とは違い、上半身もしっかりと温めることができます。
肩こりや頭痛に悩まされている人は、全身を温めることで症状が改善されることがあります。

②半身浴よりもカロリー消費が激しい

全身浴のカロリー消費は、10分間で約40kcalと、半身浴よりも高くなっています。
40kcalといえば、早歩きのウォーキングと同程度のカロリー消費量です。
なお、お湯の温度を上げれば、カロリーの消費量もアップしていきますので、全身浴に慣れてきた人は積極的にお湯の温度を上げていきましょう。
全身浴に適したお湯の温度は、42℃前後です。
40℃から42℃にお湯の温度を上げるだけで、消費カロリーは40kcalから80kcalにアップします。
80kcalといえば、ジョギングを10分間行なうのと同じカロリー消費量です。
このように、全身浴はスポーツに近い形のダイエット効果を得ることができます。

③心肺機能を鍛える効果

全身浴は心臓に負荷が掛かる入浴方法ですから、心肺機能が鍛えられます。
これは水圧が横隔膜を押し上げることで、呼吸の回数が増えるためです。

もちろん、体温が上がることでも脈拍が上昇していきます。
心肺機能が高まると、脂肪の燃焼が促進されるため、お風呂に浸かっているだけで、運動をしている時と同じようなダイエット効果を得ることができるでしょう。
心肺機能を高めれば、免疫力や体力をつけることもできるため、これから運動系ダイエットを行なおうとしている人や、体を鍛えたい人にも、オススメのダイエット方法です。

④水圧のマッサージ効果

水圧による体の負担は意外と大きく、全身浴をしながら軽くストレッチを行なうだけで、自然と脂肪の燃焼や筋肉のトレーニングが行なわれることになります。
また、浮力によって重力の影響から逃れられるため、肩こりや腰痛が緩和される効果もあります。

3.半身浴と全身浴の方法

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半身浴と全身浴の入浴方法は、それぞれ異なります。
方法を守って行なわなければ、ダイエット効果を得ることはできません。
ここでは半身浴と全身浴の正しいダイエット方法を説明していきます。

半身浴の温度と入浴時間

半身浴はぬるめのお湯で行ないます。お湯の温度は38~40℃が適切です。
最低でも、20分は湯船に浸かりましょう。

温まった血液が全身に行き渡るまでには、約20分の時間がかかります。
上半身の冷えが気になる場合は、お風呂の蓋を被せて、湯船を半密封状態にし、首だけを出して入浴してください。

湯気で上半身の冷えを防ぐことができます。
お湯の量は湯船に浸かった状態で、ヘソより上、心臓より下がベストです。

全身浴の温度と入浴時間

全身浴は40℃から42℃の熱いお湯で行ないます。
お湯は、肩まで浸かることができる量を湯船に張ってください。
いきなりお湯に浸かると、体が驚いてしまいますので、心臓から遠い場所から順番にかけ湯を行なっていき、体をお湯の温度に慣らしてから入浴しましょう。
入浴時間は、ずっと浸かり続けるのではなく、分割式が効果的です。
まずは5分間、湯船に浸かります。そのあとは一旦湯船から出て、5分の休憩を挟みましょう。この時に体や髪を洗うと効率的に入浴を行なうことができます。
5分の休憩を取ったあとは、3分間湯船に浸かってください。
そのあとはまた5分の小休止を挟みます。
全体の流れでいうと、

【5分入浴→5分休憩→3分入浴→5分休憩→3分入浴】

全身浴は、このようにして休憩を挟みながら行ないます。

4.半身浴ダイエット・全身浴ダイエットの注意点

半身浴、全身浴ダイエットは、とても簡単に始められるダイエットですが、いくつか注意点があります。
ここでは半身浴・全身浴ダイエットの注意点を説明していきます。

脱水症状に注意

半身浴ダイエット、全身浴ダイエットは、どちらも水分消費が激しいダイエット方法です。
喉が渇いていなくても、水分補給を必ず行なってください。お湯の中に浸かっているため、水分が失われていることに気づきにくい傾向があります。
なるべく、入浴前にコップ一杯の水を飲むようにしましょう。喉が乾いたと感じるときには、既に体は水分不足に陥っています。

全身浴は体力の消耗が激しい

全身浴ダイエットは心臓に負担がかかるダイエット方法です。
体を動かさなくても、お湯に浸かるだけで、ジョギングやウォーキングを行なうのと同じくらいの負担が心臓にかかっています。
普段、あまり運動を行なっていない人や、病気や怪我をしていた人、妊娠中の女性や持病を抱えている人は、全身浴を避けたほうがよいでしょう。
半身浴ダイエットなら、負担も少ないので安心して取り組むことができます。

お風呂でうたた寝は厳禁

入浴中のうたた寝は危険です。

半身浴の場合は風邪を引いてしまう可能性が、全身浴の場合は脱水症状やのぼせによって気絶してしまうことがあります。
入浴中は必ず目を覚ましておいてください。うたた寝してしまう人は、スマートフォンや雑誌を持ち込んで、眠気を吹き飛ばしましょう。

5.半身浴・全身浴ダイエットの口コミ

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半身浴・全身浴ダイエットは、実際にどれほどの効果があるのでしょうか?
ここでは、半身浴、全身浴ダイエットの口コミを集めてみました。

半身浴ダイエットの良い口コミ

32歳/女性
”半身浴ダイエットで体重が3キロ落ちました。期間は1ヶ月ほどです。体重が減ったことよりも、冷え性が治ってきたことが嬉しいですね。おかげで夜もぐっすり眠れるようになりました。”

半身浴ダイエットの悪い口コミ

28歳/女性
”半身浴でダイエットをしようと思って、湯船に浸かってたら風邪を引いてしまいました・・・。冬場は蓋をしながら入らなきゃダメですね。あと、入浴時間は30分がベストかもしれません。1時間入ってると、お湯がぬるくなっちゃいます。”

全身浴ダイエットの良い口コミ

28歳/男性
”全身浴って普通に風呂入ることだと思うんだが、そういや最近、湯船に浸かってなかったと思ってやってみた。1週間で効果が出たのがすごい。肩こりが楽になったのと、ジョギングが楽になった。汗掻く量も増えたし、体重も順調に落ちてる。”

全身浴ダイエットの悪い口コミ

25歳/女性
”全身浴ダイエットで痛い目を見ました。お風呂でうたた寝して、長時間浸かってたせいで立ち上がった時にめまいが・・・。そのまま滑って、蛇口で膝を打ってしまい、翌日病院に行ってみたらヒビが入っているとのこと。お風呂の立ちくらみでケガするのって、高齢者だけじゃないと思い知らされました・・・。”

6.まとめ

全身浴と半身浴は、どちらもダイエットに効果的な入浴方法です。
自宅のお風呂で手軽に始められることから、ダイエット初心者も取り組みやすく、20代から高齢者まで幅広い年代のダイエッターが行なっています。
体にかかる負荷が異なるため、自分の体力や体調と相談して、その日の入浴方法を決定するのがよいでしょう。

毎日必ず、同じ入浴方法でダイエットを行なわなければいけない、というわけではありません。
全身浴と半身浴をうまく使い分けて、効率的なダイエットを行なっていきましょう。