マテ茶ダイエットの効果とやり方を徹底解説!
ダイエットでは辛い食事制限や激しい運動をしないといけないというイメージがありますが、「飲むサラダ」とも言われるマテ茶を食後に飲むだけというダイエット法が、その効果の高さと手軽さから大評判になっています。
「◯◯茶ダイエット」というのは世の中に多くありますが、果たしてマテ茶にはどんなダイエット効果があるのでしょうか。
そこで今回は、マテ茶とはどういったのみもので、どのようにダイエットに効果をみせるのかなど、できる限り詳しく「マテ茶ダイエット」について説明していきたいと思います。
マテ茶とダイエットとの関係とは?
これから説明していくこのマテ茶ダイエットとは、マテ茶を毎食後に飲むだけの簡単なダイエット方法のことです。
それほど食事に気を付けなくてもただ飲むだけで痩せられるという、このマテ茶ダイエット。
にわかには信じがたい面も出てくるのも、当然といえば当然でしょう。
そこでここではまず、マテ茶の驚くべきダイエット効果を述べる前に、マテ茶とはなにか、どんな栄養素を持っているのかなど、良く聞かれる疑問点について説明しておきましょう。
マテ茶とはそもそもどういうお茶なの?
モチノキ科の「マテ」という植物の葉や茎を良く乾燥させ、お茶として飲まれているのがこのマテ茶です。
日本ではあまり馴染みのないお茶ですが、南米では日常的に飲まれている非常にポピュラーなお茶で、南米のお肉中心の食事に良く合うとされ、最近になってその優れたダイエット効果が認められるようになると、日本の飲料メーカーもこぞって商品を開発販売し出し、愛飲者も増えてきています。
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マテ茶の持つ栄養素とは?
冒頭でも述べましたが、このマテ茶は「飲むサラダ」とも言われる通り、実に多くの栄養素を持っています。
そのなかでも、マテ茶が他のお茶と比べてもその含有量が多く、特に注目されているダイエット効果の高い栄養素は、
- ポリフェノール
- ミネラル(カルシウム、マンガン、亜鉛)
- 食物繊維
などが挙げられます。
ここで挙げた栄養素を見て「なんだ、他のお茶とさして変わりはないじゃない」と思った貴方は、なかなかお茶に詳しい方です。
食物繊維はともかく、他の栄養素は日本で普通に飲まれているお茶でも、摂取することができる栄養素ばかりです。
ただ、その量が圧倒的に違うのがこのマテ茶に注目が集まっている理由、そこで主だった他のお茶とその含有量を比べると、
ポリフェノール
マテ茶 | 約160mg |
緑茶 | 約110mg |
ウーロン茶 | 約70mg |
カルシウム
マテ茶 | 約17.1mg |
緑茶 | 約4mg |
ウーロン茶 | 約0.6mg |
マグネシウム
マテ茶 | 約13.0mg |
緑茶 | 約1mg |
ウーロン茶 | 約1.09mg |
亜鉛
マテ茶 | 約0.82mg |
緑茶 | 約0.3mg |
ウーロン茶 | 約0.26mg |
(すべて100cc辺り、一般的に販売されている銘柄の成分表記を参考)
となっていて、そのどれもが他のお茶よりかなり多く含まれていることが良くわかります。
また、ほとんどのお茶が茶葉の状態では持っている食物繊維ですが、煮出したり、水出しする段階で全て失われます。
しかし、マテ茶は飲める状態になっても食物繊維を多く残す、数少ないお茶のひとつです。
さらにマテ茶には、原料のマテ特有の栄養素、「マテイン」というちょっと聞き慣れない栄養素が含まれていますが、これもダイエットに効果を示す事がわかっています。
緑茶にあるダイエット効果についてはこちらで詳しく解説しています。
南米のお茶「マテ茶」が世界に広まった訳とは?
実は、今では世界中に愛飲家のいるマテ茶に注目が集まったのは、もとはダイエットからではなく、その健康への効果からでした。
マテ茶を日常的に飲んでいるのは、アルゼンチンやブラジル、ウルグアイなどの南米諸国ですが、これらの国の方は「シェラスコ」に代表される、お肉を使った料理が大好きです。
マテ茶がこの地方に普及した訳の1つが、こういったお肉料理との相性が良かったからですが、これには思わぬ副産物が。
実は、同じくハンバーガーやステーキなどの肉料理を好む、アメリカやオーストラリアの人々に比べ、マテ茶を好んで食事と一緒に飲む南米の方は、糖尿病や動脈硬化などいわゆる「成人病」にかかる確率が、格段に低いという研究結果が発表されたのです。
これはこの後紹介する、「マテ茶ダイエットの効果」のなかでも詳しく触れていきますが、この事実が知れ渡ると食の欧米化で成人病のリスクが高まりが騒がれていた日本人にも、マテ茶の健康効果を得ようと愛好者が増えて、飲料メーカーも商品を次々と発売開始。
すると日本国内だけでなく、健康志向が強まりつつあった欧米諸国でも、爆発的に知名度が高まりました。
以上、マテ茶について、その概要や持っている栄養素、さらには世界的に人気が出た理由などについて、いくつかの疑問に答えてみました。
マテ茶ダイエットの効果とは
さて、「健康茶」として人気のマテ茶を使ったダイエットには、一体どのような効果があるのでしょうか。
ここからは、その具体的な効果について触れて参ります。
脂肪が固まるのを防いで、消費しやすく保つ
赤ワインや緑茶にも含まれていることが有名な、ポリフェノールにはたくさんの種類があって、マテ茶に含まれるポリフェノールは緑茶のカテキンや赤ワインのアントシアニンなどと同族の「フラボノイド」という種類。
カテキンやアントシアニンはその存在が昔から有名で、肌の老化の原因と言われる「活性酸素」の動きを抑える「抗酸化作用」があることから、赤ワインや緑茶は世界中で美容に良い飲み物と認められています。
しかし、マテ茶には上記でも説明した通り、この2つを上回るポリフェノールを含んでいて、この抗酸化作用の強さは赤ワインや緑茶に勝るとも劣りません。
さらに、マテ茶のポリフェノールが発揮する抗酸化作用には、赤ワインや緑茶のそれと少し異なる特徴があります。
それは「没食子酸」という、油を多く含む食品のバターやサラダ油などが、酸化して痛むのを防ぐ「酸化防止剤」に使われる物質と、同じような効果が、赤ワインや緑茶のそれより強い傾向にある事。
つまり、マテ茶のポリフェノールは人の体のなかにはいると、活性酸素によって脂肪、要するに「油」が酸化されるのを、強力に防いでくれるわけです。
脂肪は酸化されると「焦げた」ように固くなり、燃えにくくなるので、運動や基礎代謝によって消費しづらくなって、結果ダイエットの失敗や肥満の原因となってしまいます。
「美容効果」はともかく、脂肪の酸化を防ぐという「ダイエット効果」に関しては、赤ワインや緑茶の持つポリフェノールを圧倒する効果を、マテ茶ダイエットでは期待できるのです。
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新陳代謝のアップで「痩せやすく」なる
新陳代謝とは、生き物が生きていく上で必要なものを食事などで取り入れた栄養を使って作り出し、そして体内に溜まった要らなくなったものを体の外に出す生命活動の事。
この新陳代謝は年齢と共に下がっていきますが、そうなると生きるために必要なもの、例えば新しい細胞が作られる数も減っていきます。
細胞が新しくならなければ、肌のくすみやシワやシミなどまずお肌のトラブルに現れてきますが、ひどいときには体の中の様々な器官の動きが悪くなり、体調不良を引き起こすこともあります。
そのため新陳代謝の維持は、健康のためにも大切な要素ですが、これが実はダイエットにも関わっている事がわかっています。
新陳代謝で細胞が新たに作られるとき、そのエネルギー消費量はすさまじく、体がぐんぐん成長する頃にいくら食べても太らないことがあるのはそのためです。
具体的な体の成長が止まってからは、具体的な新陳代謝は髪や爪などの生成や、内蔵細胞の入れ換えに限られガタッと新陳代謝は下がってきます。
この新陳代謝をアップさせるには、食事などで不足しがちな「ミネラル」を補充してあげる必要があります。
ミネラルと一言でいってもたくさんの種類がありますが、特に細胞を作るホルモンの原料になるマグネシウムや、骨や爪の素であるカルシウムの摂取は、大きく新陳代謝アップに効果があります。
マテ茶は飲むだけで緑茶の約13倍のマグネシウムと、4倍以上のカルシウムを効率良く摂ることができ、新陳代謝をあげ、エネルギー消費のいい「痩せやすい体」を作る効果があります。
空腹感を緩めて食べ過ぎを防止する
マテ茶ダイエット特有の効果として、「マテイン」がもたらす効果が挙げられます。
このマテインは、人の中枢神経に作用して、空腹感を紛らわしてくれる効果があることがわかってきました。
上記でお伝えした具体的な効果に加え、マテ茶を食間に飲むことで、空腹による食べ過ぎを防ぐことも可能になります。
腸の動きを活発にする
前の項目で紹介したマテインには、体の至るところで血行を良くしてくれる効果があり、それは腸でも。
腸の血行が良くなるとその動きが活発になり、スムーズなお通じを実感することができます。
また、特筆する量ではないものの、他のお茶と違い食物繊維も持っているので、こちらも同じように便秘改善に効果を見せてくれます。
コレステロールを下げて成人病を予防する
さて、マテ茶を毎日愛飲する南米諸国の方が、成人病にかかりにくいということについて簡単に触れましたが、その大きな理由がマテ茶に他のお茶類と比べて、「圧倒的」に多いミネラルが含まれていることが考えられます。
成人病のリスクが高まる大きな理由は、血液中の中性脂肪やコレステロールの値が高いことです。
特にコレステロールが増えすぎると、血がどろどろになってその流れが悪くなり、動脈硬化や血糖値の上昇による糖尿病を引き起こしてしまうことが多くなります。
マテ茶が多く含んでいるミネラルのなかに「亜鉛」がありますが、この亜鉛は血中のコレステロールの値を正常にしてくれる効果があるため、多くのサプリメントなども販売され人気を集めています。
ただし、この亜鉛がコレステロールを下げる効果はかなり強力で、悪玉コレステロールだけでなく体のために有益な善玉コレステロールまで減らしてしまいます。
亜鉛の1日の摂取量の目安は、成人男性では12mgと言われていますが、実際に食事などで摂取できている量は平均8mgとされていて、4mg程度不足しています。
マテ茶はその亜鉛の含有量が100cc辺り約0.9mgと、普段の食事で摂りきれていない、不足分の亜鉛を補うのにちょうどいい分量を含んでいます。
ですので、中には100g辺り、15mg程度亜鉛を含んでいるのが一般的なサプリメントを飲みすぎたときのように、極端な摂取量オーバーになるリスクは少なく、亜鉛での健康被害を気にすることなく、安心して飲み続ける事ができます。
以上、マテ茶ダイエットにどのような効果があるのかについて、できる限り細かく説明しました。
マテ茶ダイエットのやり方・方法
前項までで、マテ茶ダイエットの効果のほどは良くわかっていただけたはずです。
では、このマテ茶ダイエットの正しいやり方とはどのようなものでしょうか、ここではそれを説明していきます。
他の飲み物と置き換えて毎日飲む
このマテ茶ダイエットが多くの方に受け入れられている最大の理由は、その方法が簡単で続けやすいからです。
それはここで詳しく同行説明する必要もないほどで、食前食中問わず仕事中のブレイクタイムからスポーツの時の水分補給等など、とにかく喉が乾いたときに、このマテ茶を飲むだけです。
無理のない程度なら、どれだけ他の飲み物と置き換えても問題なく、他のお茶にはない食物繊維による腹持ちも若干ですが期待でき、よりダイエット効果が見込めるので、普段飲んでいる水分の量までならばこの後伝える注意点も気にせず、どんどん取り入れてください。
諦めずに長く続ける
このマテ茶ダイエットは、積極的に脂肪を燃やす運動を取り入れたものや、過度な食事制限でのカロリーカットをするものと違い、あくまでマテ茶が持つ栄養素をうまく利用して、体質の改善からダイエットを進める方法です。。
ですので、短期間で効果を求めるには有酸素運動を合わせてしたり、マテ茶の腹持ちの良さを活かして食事や間食を減らす必要があります。
マテ茶だけでダイエットをする、今回紹介した方法を取り入れる場合は長期間のみ続けることが大切なので、例え体重に変化が見られなくても小さな体質の変化を見逃さず、意思を強くもって取り組まねばなりません。
以上、やり方にさしたるこだわりを持つ必要はありませんが、とにかく長く続けるという一点だけは守る必要はあるのを覚えておいてください。
マテ茶ダイエットの注意点
マテ茶は健康にもよい万能茶のように感じてしまいますが、なんにでもメリットとデメリットは付き物。
ここでは、マテ茶ダイエットをする上での、細かな注意点について説明しておきたいと思います。
カフェインに少しだけ注意
これはほとんどのお茶で言えることですが、お茶にはカフェインが少なからず含まれているので、睡眠を邪魔したり、利尿作用からおしっこの回数が増えたりすることもあるので、極端に飲みすぎるのは避けましょう。
とはいえその量はコーヒーの4分の1程度なので、妊娠、授乳中でカフェインカットをされている方以外の場合では、そこまで神経質になることはないと思います。
ホットで飲まない方がいいとする説
マテ茶に関する半ば都市伝説的な噂で、「熱いマテ茶を飲むとガンになる」というものがあります。
これは伝統的なマテ茶の飲み方が、「ボンビラ」という茶器に入れた熱々のマテ茶を、金属製のストローで飲むという、喉へのダメージがとても高い飲み方で、これが喉頭ガンの原因になると考えられたからです。
これが一人歩きして、熱いマテ茶に発ガン性があるという噂が広がったのですが、今のところマテ茶に発ガン性のある物質は確認されていません。
ただ、どうしても気になる場合は、高温のマテ茶を伝統的な方法で飲むことだけは、念のためやめておいた方が、精神衛生上いいかもしれません。
発がん性への根拠の薄い心配や、カフェインへのちょっとした注意点はありますが、極端な飲みすぎでなければ健康被害が出ることはほとんどないので、安心して続けられるダイエット法だということはできます。
マテ茶ダイエットの口コミ
最後にマテ茶ダイエットについての口コミをまとめてみました。
【成功例】
・30代女性 ダイエット効果もいいけど、体にもいいみたい!
市販のマテ茶を飲んだ時に、余りの美味しさに感動してしまいました。100円ショップでも売っているので毎日買って飲んでいます。
そうしたら便秘が解消されるし、体重も1ヶ月で2kg落ちました。
あと、風邪も引き難くなったので免疫力も高まった気がします。毎日、飲んでよかったと思います。
・20代女性 コーヒーと変えて効果が出た!ビバ!マテ茶!
体にいいと言われているルイボスティーなんかの健康茶の中では、抜群に飲みやすくていいと思います。
ダイエットについて経験から言うなら、カロリーが高い缶コーヒーばかり飲んでいる人がマテ茶に変えれば痩せると思う。
なぜなら私は元々、カプチーノとかが大好きなコーヒー派だったのでマテ茶に変えてからというもの着実に効果が出てきましたもの。
始めて3か月で5kg、半年で7kgダイエット成功!目標はしっかり達成したけどリバウンド怖いんで、今もマテ茶手放せません。
・40代女性 偶然の出会いでしたが結果・・・
たまたまスーパーで試飲をしてて、「美味しい」と思ったからこれを飲みだしてから1ヶ月、すっかりハマりました!
毎日うんともすんともいわない超頑固な便秘が解消されました!
結構食べるほうですが、体重は少しずつ落ちて3ヶ月で4kgぐらい減ったでしょうか。
ダイエット効果はあると思います、味も飲みやすいです。
【失敗例】
・30代男性 正直効いているかわかりません
ウーロン茶などに比べて飲みやすさはあるかと思います。
ほんのりと苦い感じがするのも、他のお茶に比べたら気にならないぐらいだし・・・
ダイエット効果については、もう2ヶ月たつけどそれほど出ていません。
痩せたいと言うのであれば、運動したり食事を減らすとか工夫しないと無理ですね。
口コミを見ていると、元々高カロリーな飲み物が好きだったり、便秘症の方が取り入れた場合効果が出るのが早いようです。
また、効果が実感できなくても、マテ茶は単純に体に良い飲み物なので、辛抱強く続ければ何らかの効果を得ることができるはずです。
まとめ
太陽の国からやって来たマテ茶は、サッカーの強豪国の多い南米のプロサッカー選手のなかには練習や試合の時、はちみつなどを加えて栄養補給に愛用していることも多いのだそう。
ダイエットだけでなく、健康にも役立つマテ茶ダイエットで、ヘルシーでスマートな体を目指してみてはいかがでしょうか。