なぜ下半身は痩せにくく太りやすい?原因を徹底解明!
「下半身は痩せにくく太りやすい」
こんなイメージはありませんか?
ダイエットをしても上半身ばかり痩せてしまったり、太る時はいつも下半身から・・なんて方も多いかもしれませんね。
実は、この「下半身は痩せにくく太りやすい」というのは、明確な原因があるのです。
そんなわけで今回は、なぜ下半身は痩せにくく太りやすいか、その原因を徹底解明したいと思います。
さらには、どうすれば下半身痩せが出来るのか、おすすめのダイエット方法もご紹介しますので、下半身痩せにお悩みのある方は、ぜひチェックしてくださいね。
下半身が痩せにくく太りやすい原因
下半身が痩せにくく太りやすい原因は、一つだけではありません。
私たちのそもそもの体の特徴や遺伝、性別といった先天的なものから、生活習慣といった後天的なものまで様々な原因があります。
ここでは、そのひとつひとつを解説し、なぜ下半身は痩せにくく太りやすいか、その原因を徹底解明していきます。
レセプター
下半身が痩せにくく太りやすい原因として、最も大きな影響をもたらしていると考えられるのが「レセプター」です。
体には脂肪を放出するレセプター(受容体)と、脂肪を貯蔵するレセプターの二種類があり、脂肪の放出と貯蔵が絶えず行われています。
このうち、脂肪放出レセプターが多い方が、痩せやすい体の部位となるわけですが、下半身は脂肪放出レセプターが他のパーツと比べて非常に少なくなっており更に、女性は上半身にある脂肪放出レセプターとの差が大きく、6倍もの差があります。
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姿勢
下半身が痩せにくくと太りやすい原因には、体の姿勢も大きく関与しています。
ここでいう「姿勢」とは立ち姿勢というよりは、骨、シルエットの歪みと捉えてください。
特に大きく関与するのは骨盤の歪みで、大きく分けて以下のタイプに分かれ、それぞれ下半身が痩せにくく太りやすい原因になっています。
骨盤が前傾しているタイプ
骨盤が前傾しているタイプは、いわゆる「出っ尻」の体型です。
このタイプは、運動の際や日常生活の中で、太ももの前側やふくらはぎが優先して使われやすくなります。
そのため、前モモの張りが出やすく、ふくらはぎも太くなりがちでです。
そしてその分、拮抗している(反対にある)お尻の筋肉が使われることが少なくなるため、脂肪がつきやすくなります。
また、骨盤が前傾していることにより、大きなリンパの集中している太ももの付け根が詰まりやすく、日常的にむくみやすくもなります。
骨盤が後傾しているタイプ
骨盤が後傾しているタイプは、後ろに重心が偏った、猫背がちの体型です。
このタイプは全体的に筋力不足の方が多く、ウエストラインから寸胴になりがちです。
また、脚の筋肉も比較的少ないため、足首に締まりがない大根脚になりやすいタイプであり、ヒップも大きくなるより、垂れやすくなります。
この他、姿勢という点に関しては、特に女性に多いO脚やX脚といった歪みも、下半身が痩せにくく太りやすい原因のひとつです。
O脚やX脚はもともと、下半身の筋力の低下によって起きるため、その時点で下半身に脂肪がつきやすい状態になっていると言えますが、それだけではありません。
O脚やX脚は、筋力の低下とばらつきによって歪みが発生している状態でもあるため下半身の、血流が滞りやすくなり、むくみの原因にもなります。
むくみ
下半身が痩せにくく太りやすい原因において、むくみも軽視できません。
下半身はもともと、体の下部であるだけに、上半身と比較して水分が溜まりやすくなります。
また、座ることが多く、歩いたり、立つ機会の少なくなった現代のライフスタイルもむくみを増長、慢性化させています。
むくみそのものがすぐに体重や脂肪増加に直結するわけではありませんが、むくみが慢性化すると様々なデメリットがあります。
まず、むくみはリンパを詰まらせ、老廃物が蓄積された状態を作ります。
この状態が代謝を下げ、下半身の痩せにくさを更に増長させていきます。
また、むくんでいる時は、疲労物質も蓄積された状態なので、下半身が重だるく感じて日常生活のアクティビティが落ちやすくなり、消費カロリーの低下にも繋がります。
このように、むくみ=太ったというわけではありませんが、むくむことは、下半身太りの始まりと考えましょう。
むくみ太りについてはこちらで詳しく解説しています。
筋肉太り
「下半身が痩せない」という方の中には、脂肪が原因でなく、筋肉太りの場合もあります。
筋肉太りは、脂肪自体が多いわけではないので不健康ではありませんが、見た目はがっちりと太く見えます。
また、筋肉が落ちない限り、サイズが変わらないので、更にそこに脂肪が乗ってしまうと、筋肉と脂肪の相乗効果でサイズアップしてしまうということになります。
筋肉太りにもいくつか原因があり、代表的な原因は以下のようなものがあります。
学生時代の部活で鍛えた筋肉が残っている
学生時代に陸上競技やバレーボールなどのスポーツをし、下半身の筋肉を本格的に鍛えたことのある方はその名残で筋肉太りになります。
スポーツで必要な筋肉は太ももの前側(大腿四頭筋)やふくらはぎなど目立つ部分のため、スタイルを気すると、目につきやすくなります。
筋肉はトレーニングをしなければ落ちていくものですが、
- 階段を上る
- 坂道を歩く
など、日常生活の中でも下半身は使われています。
この時に、昔から使い慣れていて動きやすい筋肉が優先して使われるため、部活をやめても、筋肉が中々落ちないということになってしまうのです。
しかし、本当の問題はこの上から脂肪が乗ることです。
社会人になっての不規則な生活や加齢によって脂肪が増えると、残っている筋肉の上に脂肪が重なるため、サイズが一気に増えてしまいます。
間違ったトレーニングをしている
「下半身痩せをしたくてジムに行ったのに、余計に太くなった」というような話を耳にしたことはありませんか?
残念ながら、ジムに通っても間違ったトレーニングによって下半身痩せが出来ないところか太くなるということはあります。
その原因のほとんどが間違ったトレーニングによるものです。
ジムで行うマシンやウエイトを使ったトレーニングは、筋肉を発達させるものであるため、「太ももが気になるから太もものトレーニング」というようなことをすると、筋肉がついてただ太くなってしまいます。
筋肉を発達させるのではなく、引き締めて細くした場合は、それに合わせたトレーニングが必要で、間違った方法では筋肉太りへと直結してしまいます。
遺伝
体型には普段の食生活や運動だけでなく、生まれ持った「遺伝」も大きく関与します。
この数年で話題になった「遺伝子検査」では、私たちが個々に生まれ持った体質を知ることが出来ます。
検査によって若干の違いはありますが、ほとんどの遺伝子検査では以下のような傾向に分類され、遺伝によって下半身が痩せにくく太りやすい場合もあることがわかります。
リンゴ型
お腹や二の腕、背中などの上半身太りタイプです。
ご飯やパンといった糖質の代謝が苦手で、お腹周りの内臓脂肪がつきやすい傾向にあります。
洋梨型(ラ・フランス型)
おしり・太ももなどの下半身太りタイプです。
脂肪の代謝が苦手で、皮下脂肪がつきやすい傾向にあります。
バナナ型
たんぱく質が筋肉になりにくい痩せ型のタイプです。
太りにくい反面、一度太ると痩せにくいという特徴があります。
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性別
私たちがもつ性別も、下半身が痩せにくく太りやすい原因に関与しています。
一般的に、男性に比べて女性は下半身が痩せにくく太りやすい傾向にあると言われています。
その原因には、女性特有の身体的特性が深く関係しています。
まず、下半身につきやすい皮下脂肪は、効率よくエネルギーを蓄えることができ、出産・育児の際には断熱や保温、母乳のエネルギー源となります。
また、ホルモン不足となる閉経後にホルモンを補い、その結果、骨粗鬆症予防にも役立ちます。
つまり、皮下脂肪は女性にとって欠かせない脂肪であり、そのため、皮下脂肪が蓄積されやすい身体構造となっているのです。
また、女性は出産を機に下半身が痩せにくく太りやすくなる場合があります。
これは、妊娠によって骨盤が開き、血流が悪くなったり、リンパが詰まりやすくなることが原因です。
これらのことから、女性は総合的に男性よりも下半身が痩せにくく太りやすいと言えます。
下半身が痩せにくく太りやすくなる生活習慣
上記で解説した通り、下半身は上半身に比べ、様々な原因が絡み、痩せにくく太りやすくなっています。
そして、もう一つ忘れてはいけない原因が普段の生活習慣です。
以下のような生活習慣は、更に下半身を痩せにくく、太りやすくさせていきます。
当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
慢性的な運動不足
慢性的な運動は、筋力の低下や代謝の低下のほか、血行不良を招くなど、下半身が痩せにくく太りやすくなる元凶と言えます。
運動といっても必ずしも定期的にジムに通ってストイックに運動をしなければいけないというわけではなく、日常生活の中でアクティビティを増やせばカバーできることもあります。
以下は典型的な運動不足の例です。
当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
- 通勤は電車やバスのみ
- エレベーターやエスカレーターを迷わず使う
- 週末はほとんど家にいる
- 家事をほとんどしない
- ペットを飼っておらず散歩する機会がない
- 一日の歩数を気にしたことがない
- 近場に出かける時も自転車や車を使う
濃い味を好み、塩分の高いメニューをよく食べる
濃い味付けのもの、塩分の高いメニューは体内に水分を溜め込み、むくみを招きます。
塩分が1g増えると血液中の塩分濃度を正常にするために1リットルの水が必要になると言われています。
また、むくみだけでなく、濃い味付けはお米などの炭水化物の食べ過ぎにもなりやすく、脂肪を増やす原因にもなります。
普段から以下のような塩分の高い食品を口にすることが多くないかチェックしてみましょう。
- 醤油やソースなどの調味料(醤油・ソース・甘辛タレなど)
- 味噌汁などの汁物(味噌汁・お吸い物など)
- 漬物(浅漬け・ぬか漬け・たくあん・梅干しなど)
- 塩辛(塩辛・タコわさなど)
- 乾物(魚の開きなど)
- 練り物(かまぼこ・ちくわなど)
- 魚の切り身(塩鮭・塩サバなど)
- インスタントラーメン
- スナック菓子
糖質を摂りすぎている
糖質の摂りすぎはカロリー過多となり、体脂肪を蓄積する原因となるのはもちろんですが、糖質は体内に水分を溜め込む性質があるため、むくみも悪化させます。
糖質1gで体内に溜め込む水分量は多く、3gの水が溜まると言われています。
完全な糖質制限は体や健康にとってデメリットも多いので、するべきものではありませんが、糖質の摂りすぎには注意が必要です。
普段から以下のような糖質の高い食品を口にすることが多くないかチェックしてみましょう。
- 炭水化物(ご飯、パン、麺類など)
- 芋類(ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなど)
- ライスペーパー(春巻きの皮や餃子の皮など)
- 清涼飲料水
- 砂糖入りのドリンク(コーヒーや紅茶なども)
- フルーツジュース
- 菓子類
- みりん干し(アジやサバなど)
- あんかけ料理(あんかけ焼きそば、卵とじなど)
- 甘い調味料(ケチャップ、スイートチリソースなど)
水分不足
水分不足は下半身を痩せにくく太りやすくする原因に大きく関与します。
まず、私達の体の60~70%は水分で出来ていると言われています。
つまり、水分は体にとって何よりも重要なため、体は水分不足を感じると、排出量を抑えて体に水分を溜め込もうとします。
そのため、むくみ防止と思って水分の摂取量を減らすのは逆効果で体に余計に水分を溜め込むことになります。
一日に飲む水の量は、体重や個人の生活によって変わりますが、目安としては、
- 体重×0.3ℓ
- 体重×0.4ℓ
が推奨されています。
例えば50kgの人なら、1.5ℓ~2.0ℓが一日に必要な水分量です。
また、水分はのどが渇いたから水分をとるのでは遅いと言われています。
のどの渇きを感じるのは、脳の中枢が水分不足を感知して働きかけるためなので、その時には既に水分不足の状態になっていると言えます。
そのため、水分補給はのどが渇く前にすることが理想だと言われています。
この他、一回あたりにとる水分の量にもポイントがあります。
一気に大量の水分をとることは、身体に余計な負担をかけるため、少量にわけてこまめに飲むことが理想的です。
目安としては、コップ一杯の水(200~250ml)を一日に10回飲むのを目標にしてみましょう。
飲むものとしては、水を基本にし、コーヒー、紅茶、緑茶などはカフェンを含むため避けるようにしてください。
入浴をシャワーで済ませることが多い
毎日の入浴をシャワーで済ませていないでしょうか?
湯船につからずシャワーで入浴を済ませることは、下半身を痩せにくく太りやすくする原因になります。
まず、入浴は心身のリラックスをもたらし、血管を拡張させ、血行を促進します。
下半身を痩せにくく太りやすくしないためには、血流は重要なポイントなので、毎日の入浴の積み重ねは侮れないものです。
血行促進を目的とした場合の入浴におけるポイントは、40℃以下のぬるめのお風呂にゆっくりと浸かることです。
40℃以下のお湯は副交感神経を刺激する作用がありますので、心身をリラックスさせることが出来ます。
この逆で、熱めのお湯は交感神経を活発化させてしまいます。
夜は40℃以下のお湯にし、更に効果を上げたい時は、発汗作用のあるエンブレムソルトやアロマ入りの入浴剤などを使うのがおすすめです。
仕事はデスクワーク中心
椅子に座りっぱなしでパソコン作業中心のデスクワークは下半身を痩せにくく太りやすくします。
まず、デスクに座っている状態は、足が常に下にあるため、下半身の血流を滞りやすさを増長させます。
特に、通勤時に履くことが多いパンプスや革靴は足先を締め付けるデザインのものが多いため、末端の血流を悪化させてしまいます。
また、椅子に座っている状態というのは、大きなリンパの集まっている太ももの付け根に自分の体重が乗っている状態です。
これらのことが重なり、デスクワークは下半身をむくませます。
更に問題なのは、仕事によるライフスタイルは簡単に変えられないものであるため、むくみが慢性化しやすいということです。
デスクワークの方は、仕事の合間に以下のストレッチをすると血流の促進をすることが出来ます。
股関節のストレッチ
- 椅子に腰掛けたまま、左の太ももの上に右足をあぐらをかくように置きます
- そのまま上半身を倒し、右足を右手でプッシュします
- 股関節の開きを感じながら静止します
- 30秒数えたら、逆も行います
前モモのストレッチ
- デスクから立ち、右足の甲を持ってかかとを曲げ、臀部に近づけます
※バランスをとるのが難しい場合は椅子などに手をかけてください - そのまま静止し、前モモの付け根から前モモ全体を伸ばします
- 30秒数えたら、逆も行います
足元を冷やす服装が多い
下半身の冷えは血行の悪化とむくみに直結するため、普段から足元を冷やす服装が多い方は注意が必要です。
特に女性の場合はミニスカートやショートパンツなどの短いボトムを履くことも多く、下半身の露出が多くなります。
また、靴下ではなく、ストッキングなど薄手のものを着用することが多いというのも、下半身を冷やす原因となります。
この他、夏場になると薄手のスカートを履く機会が増え、そのまま強い冷房に当たることになるため、冷えてしまいます。
できる限り、パンツなど下半身を覆うボトムを選ぶことが理想ですが、会社の制服などで難しい場合もあると思います。
そのような時は以下のような工夫をすると冷えを軽減できます。
- ブランケットを常備する
- 冬場は足元にヒーターを設置する
- 保温効果のあるタイツを選ぶ
- レッグウォーマーやアンクルウォーマーを使う
- 足裏にカイロを貼る
バスや電車ですぐに座る
バスや電車に乗った時、当たり前のように座る習慣はないでしょうか?
例えば、毎日往復一時間で電車通勤をしている方であれば、月間で22時間ほど座っていることになります。
もし、この時間を立つようにし、簡単なエクササイズをすれば大きな差となります。
乗り物に乗りながらできるエクササイズは工夫次第でたくさんあるので、以下のようなものからチャレンジしてみてください。
ヒップスクイーズ
立った状態でいつでもどこでもできるお尻のトレーニングです。
- 足は肩幅ぐらいに開き、まっすぐ立ちます
- そのまま、お尻を全力で締めます
- 力を最大限出し切った状態で30秒静止します
- 30秒×5セットを目安に行いましょう
カーフレイズ
電車やバスのつり革を利用してできるふくらはぎのトレーニングです。
- 電車やバスのつり革を持って、真直ぐ立ちます
- そのまま、ふくらはぎの筋肉を収縮させてかかとを持ち上げます
- ゆっくりと下ろしていきます
- かかとが着地する直前で再び持ち上げます
- 10回×5セットを目安に行いましょう
自転車に頻繁に乗る
普段から自転車によく乗る、階段を上る機会が多いという方は運動不足の解消においてはプラスになりますが、筋肉太りの原因となることがあります。
例えば、主婦の方で毎日のようにスーパーの買い物袋を下げたり、子供を乗せて自転車に乗っている方は、ジムのバイクに負荷を加えて乗っているのと同じとなるため、相当な運動をしていることになります。
この他、パソコンなどを入れた重い荷物を持って通勤し、駅の階段を上ったり、資料をたくさん持ち歩いて営業にまわる会社員の方なども同じです。
またこの時、問題になるのは下半身の使い方です。
例えば、自転車をこぐ時、つま先だけをペダルに乗せると、太ももの前側ばかりが使われることになり、前ももに張りが出て太くなります。
また、階段もつま先だけで上がっていると、ふくらはぎばかりを使ってしまいます。
このように、クセのあるまま筋肉を使ってしまうため、気になるパーツがますます増長され、下半身が痩せにくく太りやすい原因となります。
下半身が痩せている芸能人とダイエット方法
抜群のスタイルを持つ芸能人の中でも、特に「美脚」や「美尻」など下半身のスタイルが評価されている人がいます。
彼女達のダイエット方法やスリムな下半身の維持の秘訣をチェックしてみましょう。
ローラ
ハーフタレントの中でもダントツの人気を誇るローラさんですが、自身の体型維持にもストイックに取り組んでいることはよく知られています。
そんなローラさんが行っているのは「半身浴」で、38~40度のぬるめの湯に下半身だけ20分以上浸かるそうです。
また、体の芯まで温まったらクリームをたっぷり塗ってマッサージをして、むくみ防止を徹底しているようです。
長澤まさみ
とにかく美脚の持ち主として知られる長澤まさみさん。
腰の位置が高く、適度に筋肉がついた健康的な美脚の秘訣は、日々の運動にあるようで、ピラティスは3年以上続けているとのこと。
また、運動はそれだけでなく有酸素運動も取り入れているそうです。
桐谷美玲
20代を中心に圧倒的な支持を得ている桐谷美玲さんはまさにモデル体型というスリムな下半身の持ち主です。
とにかく細さが目立ちますが、スリムな下半身は地道な運動にあるようで、週一回のジム通いをしているという情報があります。
トレーナーは道端ジェシカさんのボディメイクで知られる横手貞一さんで、主にインナーマッスルを鍛えているそうです。
下半身痩せにおすすめのダイエット・運動方法
それでは、下半身痩せをするにはどのようなダイエット方法が効果的なのでしょうか。
上記で解説した、下半身が痩せにくく太りやすい原因を踏まえた上で、効果的なダイエット方法をご紹介します。
ウォーキング
ウォーキングは脂肪燃焼効果の高い有酸素運動ですが、それだけでなく、歩くことは血行促進をし、老廃物の排出を促進する効果も期待出来ます。
有酸素運動は、運動開始20分後から脂肪燃焼されるため、一回につき20分以上行うことが理想ですが難しい場合は10分からでもいいので歩きましょう。
また、わざわざウォーキングをする時間を取れないという方は、通勤の時に一駅だけでも歩くようにすれば、同じような効果を得ることが出来ます。
ポイントは少し大股で歩き、腕もしっかりと振って全身で動くことです。
普段から歩き慣れていない方の場合はストレッチをしてから行うようにしましょう。
ウォーキングについてはこちらで詳しく解説しています。
スクワット
スクワットは消費カロリーが高く、ダイエットに効果的ですが、どの運動よりも下半身の筋肉を一気に使うことが出来るため、下半身のダイエットには特に効果的です。
スクワットでは主に、
- 太ももの前側(大腿四頭筋)
- 太ももの裏側(ハムストリングス)
- ふくらはぎといった脚の筋肉
- お尻の筋肉(大臀筋)
を使います。
足幅を肩幅にして行うベーシックなスクワットはもちろんですが、脚を大きく開いたワイドスクワットも効果的です。
また、スクワットを行う際は、先に解説した筋肉太りを増長させないことが重要です。
ポイントは重心のかけ方で、太ももの前側に張りがある方は、かかと重心で行い、下半身の裏側を使うようにしましょう。
しゃがんでから立ち上がる時にお尻を締めるようにすると、脚だけでなく、ヒップの引き締め効果も高まります。
スクワットの方法
- 足を肩幅に開いて立ちます
- つま先はまっすぐに向けて胸を張り、背筋を伸ばします
- ゆっくりしゃがんで腰を深く下ろします
- ゆっくりと立ち上がります
- 10回×3セットを目安に行いましょう
ワイドスクワットの方法
- 足を大きく開いて立ちます
- つま先は外に向けて胸を張り、背筋を伸ばします
- ゆっくりしゃがんで腰を深く下ろします
※この時、膝が内側に入ってこないように注意しましょう - ゆっくりと立ち上がり、最後にお尻を締めます
- 10回×3セットを目安に行いましょう
スクワットについてはこちらで詳しく解説しています。
姿勢矯正
下半身が痩せにくく太りやすい根本的な原因である姿勢にアプローチすることは非常に効果的です。
姿勢矯正には様々な方法がありますが、下半身に大きな影響を与える骨盤の歪みを改善することが重要です。
整体やストレッチなどで一時的に改善するのではなく、正しい姿勢を固定できるよう筋肉を鍛えましょう。
骨盤の歪み改善ストレッチ
- 仰向けになって膝を立て、肩幅に開く
- 息を吐きながら腰を床に押し付けるようにする
- 息を吸いながら力を抜く
- 5~10回繰り返しましょう。
骨盤の歪み改善筋トレ/骨盤歩き
- 床に脚を投げ出して座ります
- 腰に両手を添え、膝を伸ばしたまま前へ30歩進みます
- そのまま後ろへ30歩、骨盤だけを動かしながら歩きます
- 3~5往復を目安に繰り返しましょう
骨盤の歪み改善筋トレ/ボール挟み
- 膝の間にクッションや枕などを挟んで、膝を曲げます
- 太ももがきついなと思うところまで曲げます
- 膝を曲げたまま、お尻を後ろに突き出すようにして腰をそらします
- 次に、背中を丸めてお尻を前に突き出します
- 10回×3セットを目安に行いましょう
骨盤の歪み改善筋トレ/マーメードツイスト
- 座って90度に膝を立てます
- 腕を胸の前で組みます
- 両ひざを左に倒しながら、ひじを右側にひねります
- 元に戻し、今度は反対側も同じように行います
- 左右3回ずつを目安に行いましょう
骨盤の歪み改善筋トレ/大腰筋のトレーニング
- 腰に手を当てて立ちます
- 片脚を少し上げて、前方に大きく踏み出します
- 前へ踏み出した脚の膝の角度が90度になるようにしっかりと曲げます
- 3~5秒間後ろの脚を伸ばして静止します
- 反対の脚も同じように行います。
- 左右5回ずつ行いましょう
エステ
エステの上手な活用も、下半身痩せには効果的です。
ひとくちにエステと言っても様々なものがありますが、下半身痩せには「キャビテーション」を利用したエステがおすすめです。
キャビテーションはラジオ波の一種で、特殊な超音波で脂肪の細胞膜同士を衝突させて破壊します。
体内に蓄積された脂肪が燃焼されるには、「分解」→「運搬」→「燃焼」という三つのプロセスを経る必要がありますが、キャビテーションをあてると、脂肪が砕かれて体外へ流れやすい状態になるのです。
しかし、それだけでは脂肪がただ「分解」されただけの状態となるので、リンパドレナージュ、エンダモロジーなど脂肪、老廃物が体外へ出やすいメニューと組み合わせて行われます。
そして、キャビテーションの効果を最大限に引き上げるには、そのまま有酸素運動をし、分解された脂肪をエネルギーとして消費することです。
ジムを併設しているところであれば運動ができますが、そうでない場合、帰り道で歩くようにするだけでも効果を高めることができます。
ただエステに行くだけでは下半身痩せをするのは難しかもしれませんが、このように上手く取り入れれば大きな効果が期待できると言えます。
まとめ
下半身が痩せにくく太りやすい原因は、そもそもの体の仕組みから生まれもった遺伝、性別、そして生活習慣など様々な要因が絡んでいます。
特に女性の場合は、女性特有の体質や役割から下半身は痩せにくく太りやすくなっていると言えます。
しかし、これらのような原因や特徴があっても、下半身痩せをすることが不可能というわけではありません。
下半身が痩せにくく太りやすい原因を知り、運動や食事などをはじめとしたアプローチや生活習慣の改善を地道に行ってけば、下半身痩せは出来るでしょう。
何よりも大事なのは、なぜ下半身は痩せにくく太りやすいかを正しく知り、アプローチをしていくことです。