甘酒ダイエットの効果と方法を徹底解説!
「甘酒」といえば、子供の頃、お正月などに飲んだ記憶がありませんか?
- 白くてドロドロしたもの
- 甘くてクセのあるもの
このような印象があるかと思います。
実は最近、この甘酒を使った甘酒ダイエットがすごいと話題になっているんです。
甘酒でダイエットなんて、一体どういうことなのかとっても気になりますよね。
そんなわけで今回は、話題の「甘酒ダイエット」について、徹底解説したいと思います。
甘酒ダイエットの効果から方法まで詳しく解説しますので、チャレンジしてみたいという人は是非チェックをしてくださいね。
甘酒ダイエットについて
甘酒ダイエットという言葉自体、初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、甘酒ダイエットについて基本的なことを解説します。
甘酒の種類についても解説するので、知らないという人はダイエットを成功させるためにも、確認してくださいね。
甘酒ダイエットとは
甘酒ダイエットとは、基本的に、一日のうちの一食を甘酒だけに置き換えるダイエット方法です。
甘酒は原材料によって種類が分かれますが、甘酒ダイエットをする際は、アルコールも砂糖も入っていない「米麹」からつくられる甘酒を使用します。
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甘酒の基本知識
甘酒には大きく分けて二つの種類あります。
この二種類はカロリーをはじめとした栄養成分が異なるため、甘酒ダイエットをする場合は、それぞれの種類の違いを正しく理解することがポイントです。
米麹からつくられる甘酒
米麹から作られた甘酒は、米に米麹を加えて製造されます。
米麹とは、米にコウジカビなどの微生物を繁殖させ、発酵させたものです。
製造工程は、蒸した米にコウジカビを繁殖させます。
この米麹からつくられる甘酒はアルコールは入っておらず、砂糖も添加されていません。
甘酒ダイエットは、この米麹から作られる甘酒を使って行います。
米麹からつくられる甘酒の材料
- もち米(普通の米どちらでも)
- 乾燥米麹
- 水
米麹からつくられる甘酒の栄養素
- ビタミンB(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6)
- 葉酸
- 食物繊維
- オリゴ糖
- システイン
- アルギニン
- グルタミン
- アミノ酸
- ブドウ
米麹からつくられる甘酒のカロリー
- 100g あたり81Kcal
酒粕からつくられる甘酒
一般的に「甘酒」と言われるものは、酒粕からつくられています。
酒粕とは、清酒(日本酒)を作るときにでる粕のことです。
製造方法は、麹と水、酵母を発酵させたものを袋に入れて搾り、液体の清酒と固形の酒粕に分離させます。
この工程で、最後に絞りカスとなったものが酒粕です。
材料が酒粕のため、アルコールが含まれており、甘み付けに砂糖が添加されています。
材料など詳細は以下の通りです。
酒粕からつくられる甘酒の材料
- 酒粕
- 水
- 砂糖
酒粕からつくられる甘酒の栄養素
- 不溶性食物繊維
- ビタミンB(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6)
- たんぱく質
- パントデン酸
- 葉酸
- ナイアシン
酒粕からつくられる甘酒のカロリー
- 100g あたり81Kcal
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甘酒ダイエットの効果
甘酒ダイエットはただ痩せるだけでなく、美容・健康にも良いたくさんの効果があります。
ここでは、甘酒ダイエットが痩せる理由をはじめ、甘酒ダイエットのその他の効果について詳しく解説していきます。
甘酒ダイエットが注目を浴びている理由の一つでもある驚きの効果について知ることができますよ。
ダイエットに欠かせない酵素がたっぷり摂れる
甘酒ダイエットが痩せる理由としてはまず、甘酒から酵素がたっぷりと摂れるという点があります。
酵素には、私たちが食事から摂った栄養を代謝する働きがあり、さらには腸内環境の改善にも役立つため、ダイエットには欠かせないものです。
その酵素のうち、代謝に関与するものが、甘酒にはなんと100種類以上も含まれていると言われています。
つまり、甘酒を飲むこと効率よく酵素を摂取でき、体痩せやすい状態にできるというわけです。
甘酒から摂取できる酵素には以下のようなものがあります。
リパーゼ
リパーゼには体に蓄積された脂肪を分解する働きがあるため、活性化させることで脂肪燃焼のチャンスが増えます。
酵素α-グルコシダーゼ
酵素α-グルコシダーゼが生成する「α-エチルグルコシド」と言う物質には体重増加を抑制する効果があると言われています。
甘酒はビタミンB群の宝庫
甘酒に含まれている栄養素は酵素だけではありません。
糖質をエネルギーとして代謝するために欠かせないビタミンB群、
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- パントテン酸
- イノシトール
- ビオチン
もたっぷり含まれています。
この中で、イノシトールは血管や肝臓の脂肪の流れを良くする働きがあり、肝臓に余分な脂肪がたまるのを防ぐ効果もあると言われています。
これら栄養素の働きにより身体全体の新陳代謝を高めてくれるので、カロリーを消費しながら痩せ体質を作ってくれるのです。
腸内環境が整う
甘酒には植物性の乳酸菌が含まれています。
植物性の乳酸菌は胃酸や胆汁に強いため、生きて腸まで達する確率が高いと言われており、高い整腸作用が期待できます。
腸内環境が整うと、腸の活動も活発になり、便秘の解消や防止につながります。
また、腸の中がキレイな状態であると、食べたものの代謝や循環作用も上がり、痩せやすい体の状態にもなるのです。
さらに、甘酒にはオリゴ糖も含まれています。
オリゴ糖は、ビフィズス菌など善玉菌のエサとなって、腸内で善玉菌を増やしてくれます。
このように、甘酒には腸内環境が整う栄養素もたっぷりと含まれており、体質面からもダイエットをサポートしてくれます。
満足感が高い
甘酒はブドウ糖が入っているため、程よい甘さがあります。
そのため、カロリーは抑えながらも甘さを楽しむことができ、ダイエットの大敵であるストレスも溜まりません。
また、甘酒はビタミンをはじめとする栄養素もたっぷりと含まれているため、無理をしなくても食欲や無駄な間食を抑えることができます。
忙しい人・運動嫌いの人でも続く
甘酒ダイエットは一日のうち一食を甘酒に置き換えるだけなので、手間をかけて自炊をする必要がありません。
また、基本的に運動をする必要もないため、
- 忙しい人
- 運動嫌いの人
でも続けることができます。
ダイエットに最も必要なのは継続なので、甘酒ダイエットは結果の出やすいダイエットだと言えます。
美肌効果
甘酒ダイエットの人気の理由の一つ「内側からもキレイになれる」という点です。
その代表的なこととして、甘酒の持つ高い美肌効果があります。
まず、甘酒に含まれるビタミンB群には
- 糖質
- 脂質
- タンパク質
を代謝して皮膚や粘膜など、体の細胞を活性化させる働きがあります。
この他、麹からつくられる甘酒には、コウジ酸がたくさん含まれています。
コウジ酸には、メラニンを抑制する働きがあり、シミやソバカスを防止する効果が期待できます。
また、肌のハリ・弾力の維持に欠かせない
- コラーゲン
- エラスチン
を活性酸素から守ってもくれるため、加齢によるシワやたるみを防ぐ効果までも期待できます。
さらに、米麹甘酒にはアルブチンも含まれており、コウジ酸とともに抗酸化作用を発揮します。
この他にも、体を形成するアミノ酸のうち、体内では生成できない必須アミノ酸をバランスよく含んでもいるため、肌の乾燥を防ぐ役割までもになってくれます。
疲労回復
毎日の疲れをとるためには、普段から栄養バランスの良い食事が欠かせません。
しかし、忙しい時ほど食生活は不規則になり、栄養バランスも偏りがちです。
甘酒には各種栄養素が含まれており、その構成は滋養強壮剤に含まれる栄養成分と近くなっています。
その上、市販の疲労回復ドリンクのように大量のカフェインが含まれていないため、体に負担をかけず、疲労回復をさせることができます。
また、甘酒を飲み続けることで体内の栄養バランスが整い、免疫力アップにつながるとも言われています。
つまり、甘酒は一時的な疲労回復ではなく、疲れにくい体をつくることにも一役買ってくれるというわけです。
風邪の予防
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれることもあります
これは、ビタミンB群やアミノ酸をはじめ、甘酒に含まれる栄誉素は点滴とほとんど同じと言われるためです。
このことから最近ではよく甘酒のことを「飲む点滴」と表現します。
通常自己流のダイエットでは栄養不足になって風邪をひくことがありますが、甘酒ダイエットであれば逆に健康的にダイエットをすることができます。
甘酒ダイエットの方法
それでは、甘酒ダイエットの方法について解説します。
やり方を間違えては、逆効果になってしまうので、ポイントをしっかりと確認してくださいね。
基本的なやり方
甘酒ダイエットの基本的なやり方は、一日のうち、一食を甘酒に置き換えるという方法です。
- 朝食
- 昼食
- 夕食
のうち、どこを置き換えても構いませんが、最も効果的なのは、朝食を置き換えるパターンです。
朝のうちに甘酒を飲んでおけば、早い段階で腸内環境を整えることができます。
このほか、どうしても一食を甘酒だけでは耐えられないという場合は、お菓子などの間食の代わりに甘酒を飲むことからはじめてみましょう。
甘酒ダイエットの効果を高める方法
朝に置き換える場合は起きてから30分以内を目安に
私たちの体は、朝は低血糖の状態で目覚め、そこから何も食べなければ血糖値は下がり続けます。
血糖値が激しく下がると、次に糖質が入ってきた時に血糖値が激しく上がる原因となります。
血糖値が激しく上がると、インスリンが分泌され、体内で脂肪が合成されてしまいます。
そのため、朝に置き換えをして甘酒を飲む場合は、起きてから30分以内を目安に飲むようにしてください。
朝の身支度を全て終えてから・・などとしていると、血糖値が下がり続けるので注意が必要です。
甘酒は生のものを選ぶ
市販されている甘酒のほとんどは、保存のために加熱処理がされています。
残念なことに、加熱をすると甘酒に含まれる栄養素は壊れてしまい、ダイエットの鍵を握る酵素の働きまでもほとんどなくなってしまいます。
そこで、ぜひチャレンジしていただきたいのが、手作りによる生甘酒づくりです。
発酵器が必要になりますが、少ない材料で作ることができるので、ぜひトライしてみてください。
手作り生甘酒の作り方
- 水と麹を用意します。
- 水と麹を混ぜ合わせます。
この時の割合は水:麹=2:1で、麹が生の場合は1:1です。 - 発酵器をセットします。温度は60度、保温時間は4時間でセットしてください。
- 出来上がったら、一度冷まして熱をとり、冷蔵庫で保存します
甘酒ダイエットの効果の秘訣は、甘酒に含まれる豊富な栄養素にあります。
しかし、いくら甘酒で栄養素を摂取したからといって、残りの食事の栄養バランスが悪くては意味がありません。
置き換えをしていない二食も、
- 炭水化物
- たんぱく質
- 脂質
のバランスと
- ビタミン
- ミネラル
の摂取を忘れないようにしましょう。
甘酒ダイエットの注意点
温めすぎない
温かい飲み物はダイエットにプラスになりますが、甘酒の場合は加熱しすぎると栄養素が壊れてしまい、ダイエット効果がほぼ期待できなくなります。
飲む時は、温めすぎないように注意してください。
カロリーがあることを忘れない
甘酒に含まれる栄養素はダイエット効果のあるものばかりですが、だからと言って甘酒を飲みすぎてはカロリーオーバーになります。
甘酒のカロリーは81kcal/100gで、決して低カロリーではありません。
飲む際は分量を計り、一気に飲むのではなく少しずつ飲むようにし、飲みすぎを防止するようにしましょう。
まとめ
甘酒ダイエットはただ痩せるだけでなく、美容面でも良い効果がたくさんあるダイエット方法です。
ただし、甘酒の種類を間違えたり、飲み方を間違えては太る可能性もあります。
正しい方法で行えば、短期間で簡単に痩せることができるため、まずは 甘酒ダイエットの正しい方法をしっかりと知ることから始めましょう。